最近、南米の情熱的なファッションが、世界中から熱い視線を向けられています。先日、サンパウロのジャルジン・パウリスタ地区にある、オスカール・フレイレ(Oscar Freire)通りを訪れました。東京でいう青山・表参道といったオシャレエリアです。超高級店が多いこの通りには、世界の有名ブランドのほかブラジル独自のブランドも軒を連ねています。
この通りで一際目立っている路面店「メリッサ(melissa)」はブラジルの靴ブランド。お店の入口が奥まっていて、そこにできた広いスペースは「メリッサ・ギャラリー」として、外装全体に大きな絵が描かれています。この外装に施される「色」と「柄」の組み合わせ、鮮やかさは、いかにもブラジル。
「メリッサ」は、今から30年ほど前、フランスの漁師の仕事用サンダルメーカーとして始まり、今では、プラスティック製靴ブランドとしてポップ&オシャレな人気靴メーカーに成長しました。特にここ数年は、ヴィヴィアン・ウェストウッドやスヌーピー、ハローキティなどとコラボレーションし、世界のスーパーモデルが好んで履くなど話題に事欠きません。
飾り気のないシンプルなデザインでありながら、ブラジルらしい強い個性をもつ「メリッサ」の特徴は、なんといっても、その「色」と「素材」。店前の鮮やかな空間を通り、その中央にある扉を開くと、店内にはそれに負けない明るい空間が広がっています。かわいらしい内装の合間に、赤、青、オレンジ、緑といった目がさめるようなカラフルな靴がディスプレイされています。「メリッサ」の靴は、色がカラフルな上にプラスティック製であることで、ツヤのあるより冴えた印象を与えます。1足平均80レアル(約5,000円)程度と値段もお手ごろ。ブラジリアンの女の子の間で幅広く人気です。
ちなみに、お店の外装と内装は、シーズンごとに一新されるそうです。次はどんな色の氾濫を見せてくれるか、来季のデザインが楽しみです。

オスカール・フレイレ通りにある「メリッサ」店、なんとも鮮やか!

入口のスペースは「メリッサ・ギャラリー」となっている

店内はまるで別世界

カラフルな靴が店内を彩る

メリッサ・ファンの女の子で一杯

店内のオブジェ
Text & Photo by Ayako Oiwa